"Finns det hopp i helvet?" [Is there hope in the hell?] 

(Lukas Moodysson)
(from an interview with Dagens Nyheter, summer 2002)  

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果てることなく続く救いようのない現実、それでもその先に希望はあるんだろうか? 

「ショー・ミ・ラヴ」などで国内外で人気を集めた若手監督ルーカス・ムーディソンは、
新作"Lilja 4-ever"でそう問いかけた。

この作品は、人身売買、東から西への「ひとの輸出」、そういった重いけども
実際には日常で行われていることについて、初めて真っ向から挑んだ作品ではないか、
と言われている。
8月末に公開されてから衝撃的にそして静かに話題を呼び、ヴェネチア国際映画祭に出品された9月には、
すでに欧米10数カ国での公開も決まっていた。
北欧近隣諸国ではすでに公開ずみで大きな反響と高い評価を受けている。
英国では、2002年11月中旬のロンドン映画祭でプレミアを飾り、映画祭期間中のガーディアン紙の
恒例公開インタビューにも、ムーディソンは登場した。

英国での一般公開がここひとつきほどで始まっているのをきっかけに、
日本でも話題になるかな、と願いつつも、日本での公開の予定はまったくない模様。

彼の長編デビュー作"Fucking Åmål"(邦題「ショー・ミー・ラヴ」)は、
日本では単館系で上映されてかなりの人気だったよう。
2作目が公開されていないのでどうなるかわからないけど、この作品の上映決定国リストの中に
日本が入っていないのは、ほんとうに残念だと思った。
軽快愉快な2作目"Tillsammans"(英題 "Together")は、釜山映画祭に出品されたり、
欧米ではヒットしたにも関わらず日本では未公開で、それはなんでなんだかはわからないけど、
それでも"Lilja 4-ever"のような作品こそ上映されるべきだと強く思う。
「スウェーデンてだいすき。北欧ってかわいいよねー」そう思う人にこそ観てもらいたい。
もちろんみんな観るべきだとおもうけど。

この作品が日本で公開されることを強く強くねがいながら、キャンペーンもかねて、こちらのページで、
この作品に関する情報、関連することがらについての情報などを、少しずつ載せていこうと思います。
しんどいけどみなきゃいけないものってあるとおもうから。

(記:2002年秋+追記:2003年春)